2010-07-02(金)ゆとり王国・フランス入国

時をかける少女」を見る。
サマーウォーズ見た後だとなんか印象薄いかも。
でも、あまり変わらない、繰り返すタイムリープの中で、
事態が取り返しのつかないことになっていく様は、
後悔の無いように。
自分の選んだ道は悔いの残らぬように生きたい。
そう思った。


アリス・イン・ワンダーランド」。
見てて途中で眠気の限界。
結局序盤すら見終われなかったので、
結局アリスと呼ばれる少女はアリスでいいのか?
というところすら謎のまま。
思ってた話とちがう!な内容だったけど、興味はさほど惹かれてない。


途中で機内食
なんか妙にうまかった。
肉のパテ、小さいのになんかボリュームを感じる美味しさ。




パリが近づいて、画面の地図には
ヨーロッパ・西アジア・アフリカの都市名がいろいろ。
なんか本当に現実味がないまま^^;
本当にフランスへ来たのだろうか、という感じで。
着陸前に車の渋滞が見えたり。
リアルではまるで見知らぬ街、パリへと到着。
フランス現地時間で7月2日(金)16時過ぎ。

シャルル・ド・ゴール空港

飛行機を降りていくとやたら長い動く歩道
上り下りの傾斜もありました、何気に動く歩道での上り下りは初めてかも。


携帯の電源を入れたら、自動で時刻補正が行われてすごい!と思いました。

んで海外での使用上の注意とかSMSメールで3通ほど飛んでくる。
iモードが使えることを確認。


出国手続きのゲートへの行列、何列か折り返してたので、
そこでゆかりんご一行様と2度ほどすれ違う^^;
といっても「おつかれさまでした〜」って言って手を振るくらいで、
特になんか話したとかは無かったです^^;


ユーロの国旗。
どうでしょうさん見てるとお馴染みの旗が本当にある。
パスポートなどを見せて無事にフランス入国!
ここではたみよさんとは一旦お別れ。
送迎があるツアーでいらっしゃっていたようで。
ここからkonさんと自分の2人旅が始まります。


はたみよさんがいかに心強いお方であったのか、
いきなり思い知ることに^^;


まず、シャルル・ド・ゴール空港第1ターミナルから、
→第3ターミナル→第2ターミナルへ移動。



この電車の車内がもう、日本人が他にいない。
第2ターミナルから「RER」という電車に乗るのだが。
空港に日本人がいやしない。
ぼちぼちいるんじゃないの?と思ってたのですが、
空港だから日本人いるんじゃない?と思ったんですが、
全然いなかったですね^^;
それっぽい顔の人がいてもアジアの人で。

因縁のRERとの出会い

RER(Réseau express régional d'Île-de-France、
イル=ド=フランス。地域圏急行鉄道網。)
まずRERの切符の購入。
券売機でガイドどおりに買おうとするが・・・。
まず形が違う。
そして、お札が使えない。ガイドと違う。




8.7ユーロ。
小銭なんて持ってないし。
ここはkonさんのカードに頼る。
自分のカードは・・・。
なんと、フランスに来て、券売機で暗証番号押した後に
買えませんでした的なメッセージが出て、初めてはっとした。
そういえば自分、カード作る時に、
海外キャッシングの利用額は常に0にしていた、と。
どのカードも使えない。
いきなりカード決済ができない状態に陥るという立ち上がり、
財布が空っぽになったらアウトですよ、大丈夫なの?^^;
あー。
海外なんて行くこと無いから。
って思ってたんだなぁ、さすがネガティブな自分。
今度利用できるように設定しておこう、と思った。
書類書くのめんどくさそうだけど。


ところでこの券売機の操作。
購入に至るまで、実に40分程度要しました。
まず、ガイドどおりの券売機探そう、とか。
他の人の買い方見よう、とか。
見てると他の外国の方もこの券売機に苦戦してるようで、
すんなり買えてるのは慣れた小銭持ちくらいで。
他に手段が無いか調べたり。
窓口に行ってもなんにもわかんなそうだし、
それに見た感じSNCFの窓口あるけどRERもここで買えるの?とか思ったり。
あと「SNCF」。



QMAでいつも苦戦してる四文字、たしかQMA1からあった問題だと思う^^;
これがあのSNCFか!!と思ったりした、QMA知識。
TGVとか表示があるし、ほんとフランス来てるんだなぁ。


ようやっと切符を買って、日本にもあるような自動改札。
抜けた!
よーやっとRERのホーム。




ほどなくして列車が到着して乗車。
16:48発。
ところが、時間が来ても動かない。
なんで待たされてるのかわからず。
でも乗ってるしかないので待ち続ける。
10分以上経過。
何かアナウンスが流れ始める。
これは・・・。
旅立つ前に自分が懸念した、
言葉がわからないゆえに、現状危機に気づけないパターン?
と思ってもやもやしたり。
おそらくは遅延だと思いたい。
「思いたい」、って、
完全に都合いい方に解釈しようとしてるだけなんですがねw


さらに15分くらいしてアナウンス。
乗客から一斉にため息が。
なんだ??
人がたくさん乗ってきた。どうやら出発するらしい。


この時起きていたのは遅延だと翌日たかめがさんから聞かされて知る。
それにしても。
遅延したことへのアナウンスは遅いし。
逐次報告があるわけでもなく。
出発するよ、ってなった時に知らせる程度。
そしてそんな鉄道を利用する国民。
こちとら何が起きてるのかわかんなくて。
まぁkonさんとだべってました。
切符一つ買うのも大変だったなぁ、なんで電車出ないのかな?など。


ついに発車!
したと思ったら次の駅に止まってまたしばらく動かない。6分くらい。
また何かアナウンスがあって発車。
次の駅も長時間停車。
ここがパルク・デ・ゼクスポジション駅。
ジャパンエキスポ2日目が終わった時間なのか、
コスプレしたままのお客さんがどんどん乗ってくる。
満員電車。
「あなた、鞄、棚に上げなさいよ」
的なことを言われた。
とにかく「スリに注意!」が頭にあるネガティブマンの自分は、
棚の上の荷物を気にしっ放し。
なんか青年が棚の上の鞄のカート、車輪の部分いじってるよ、
狙われてるのかな・・・ただいじってるだけなのかな・・・
いや、ただいじるって失礼だろ、狙われてる、絶対狙われてる、
ほんとはいじってるだけの顔に見えるんだけど、
自分はもう他人を信用なんかしないもの!
異国の見知らぬ人なんて!
日本にいてもそうなのに!←


もう鞄ばっかし気にしてました。
ちなみにこの時konさんは、MifiによるiPhoneWi-Fi接続設定をしてました。
パリ市内が近づくにつれて接続環境が良くなるという、
Mifiの微妙な仕様?をこの時知るのでした。
帰るまでずっとそんな感じだったなぁ。
パリ市内に近いほど接続しやすく。
パリ市内でも場所によっては使えなかったり。
RER等で郊外に向かえば向かうほど、Mifi接続ができなくなったり。
不思議な仕様でした。
それでもこの旅のkonさんのiPhoneの活躍ぶりを見てると、
もう、海外行くときはiPhoneだ!!って思いましたね。
帰国してからの秋葉原での打ち上げで、
らびさんに、言ったら余ってるの貸してあげたのに、って言われて
ああああ、欲しかったあああ、と思ったりして^^;


列車は日本では考えられない長時間停止を繰り返し。
それをもって、何このゆとり王国?と思うことになり。
発車から1時間ちょいで、ガール・デュ・ノード駅、
北駅と訳される、我々の宿のある最寄駅へ到着。

ガルデノ



ガール・デュ・ノード駅という読み方を知ったのは滞在3日目のことw
(※7月10日、ガール・デ・ノー「ル」が正当と気づきましたw)
それまではガールデノード、自分内部でガルデノ、
ガールズデッドノ・・・ンスタイル?とか、とにかく略してガルデノ、
という覚え方をしてたり。
駅で最初に苦戦したのは「sortie」、ソライト。
今ぐぐって初めて読みを知りましたw
出口のことです。
まぁ、絵・記号で出口だとわかるのですが^^;
標識で戸惑ったのが、
「sorite ↓」。
出口は下です。なるほど、一旦下に降りるのか。
下に降りると、「sorite ↑」。
んん?上の階なのか?出口。
上に来るとまた↓表記。
迷いに迷う。
極めつけは→マークに沿って進んだら突然←表記になって、
この中間何も無いのにどっちへ行けと・・・!?な謎の指示も^^;


2日目になんとなくわかったのですが、
「↓」は、下に降りるではなく、
そのまま直進、の意味だと合点がいく、ということでした。
これは紛らわしいですね^^;


とにかくガルデノ駅を抜け出した。
現在位置不明のまま、歩き出す。
フランスの人、横断歩道で青信号から赤信号に変わっても急がない^^;
むしろ車が来てなければ赤でも渡る^^;
すごいゆとり王国だ!w


ちなみに3日目になんとなくわかったこととして、
横断歩道の信号、青からいきなり赤になる。点滅はしない。
でも、青の時に渡り始めた人は、
途中で赤になっても余裕を持って渡りきることができる。
車が青になるまでの時間を考えると、そういう仕組みのようだ。


迷いだす。
地下鉄の出口に書いてあった文字と地図を照合。
どうやらラ・シャペル大通りにいる。
北駅の、南側に行きたいのに、北駅の北側を歩いてるらしい。
迷いつつ歩いてると。
左後ろのケツを叩かれた。
・・・スリだ!?
と即座に思った。
幸いなことに、左後ろのケツにポケットがないズボンなので、
何の被害も無かったのですが、
明らかに、そこは意識して無いと触りに来れない部分を触られた、
あれはスリだったと思う。
これ以降、ポケット周りを触られる事態には遭いませんでしたが、
いきなり手ごわい洗礼を受けたものです。
海外にスリは常に居るもの、人を見たら泥棒と思え、
自分はこれ以降常にそう思って歩いてました。


地図と通りを1つ確定させるのに数十分。
1つずつ合わせて行くと、それなりに歩けるように。
これは日本でも一緒。
ただ、フランスの道はいたるところが放射状、
また、似た外観の町並みが多く。
慣れないと結構迷いやすいと思う。
あと、道が全部載ってるとは限らないし。


ようやくガルデノ駅の正面付近へ。ここまで来るのも大変。
正面に到着。
→実は正面じゃなかったと翌日知る。
ここを軸にホテルへ移動。
・・・あと少しなのに迷う迷う迷う。
斜めにクロスしてる道の南東方面へ、
つまり今来た道がこれだから・・・どっち??と、
とにかく迷いましたね^^;


そしてやっとの思いでホテル到着、20時過ぎ。
フランスは22時まで日が暮れません。そこは相当違和感でした。
ともかく、空港に着いてから早くも4時間以上が経過して、
ようやく一安心できるホテルに到着です。
ほどなくしてゆかりんもフランス到着ツイート^^;
ジャパンエキスポはこの翌日からなのですが、
初めての海外、フランス。
7月2日の日記はまだ続きます^^;


7月8日の時点はここまで!