1時間だけ「田村ゆかり Acoustic Tour 2022 *Soundrops*」福岡公演に参加してきました。

田村ゆかり Acoustic Tour 2022 *Soundrops*」福岡公演 
2022.6.12(日)Zepp Fukuoka 

前置き。

4月にチケットが当選した直後に、
普段なら余裕で公演翌日は休めるはずが、不運にも、どうしても休めない日と、
この時点で確定してしまい。 
翌朝に青森で仕事をするための逆算をして、
会場の滞在リミットは18時。開演は17時。
休みが取れるものと思って手配した飛行機や宿を変更。
この手数料がほぼ掛からなかったくらい先の出来事なのに途中抜けが確定。
他の公演にも参加できるなら福岡は時間的に残念、で済むところが、
参加できるのは福岡公演のみ。
ずいぶんと引きずった形で4月5月6月を過ごしておりました。

けれども、1時間だけでも参加できる、その時間は確実に幸せなはずだ。
ぜったい楽しいからそこは全力で楽しんで帰ってこよう。
そう思えたのは公演の3日前になってのことでした。

福岡はツアーの3公演目にあたり。
1時間で抜ける以上、抜けるタイミングってどの辺だろう?と思い、
仙台・広島公演のセットリストを探しまして。
3時間公演というのもわかっていたのでその3分の1はこの辺?
と思うなどしてました。
同時にこの辺は聴けそう、この先は聴けなさそう、と思うなどして。

かおりさんのパートは4曲。
1曲目はわかるけどあとのはわからんなぁ。
・・・いや、この2曲目、なんか長い曲名だけど見覚え聞き覚えがある言葉だな。
不思議に思って検索すると、
仕事中にすごく耳に残った曲、これはなんだ?なんで覚えてるんだ?
と、2年前の自分が追究してた一連のツイートが出てきました。

曲を覚えてる割に関連する映像が何も浮かばない。
てことはラジオで聴いた?のにその記憶がこの程度?
てことは、何かを目当てに聞いていたわけではなかった頃、
ラジオを聴き始めた頃、93年の7月頃なのか・・・?
と思ったら曲のリリースは93年5月。割と近い。
この人のラジオは聴いた気がする。番組名は覚えてないけど。
地元で23蒔台とかにやってたような?
で、その番組内で、当人の最新曲であろうこの曲はよく流れてて、
とりあえずラジオを聴き始めたばかりの13歳の自分が、
心のどこかに留め置いたのではないか、という推測。
ともあれ曲に聴き覚えがあったのは事実。

そんなふうに、自分としてはまずない感じの、
アニソンではない、曲の思い出からいろいろルーツを調べた曲。 

それを?
かおりさんが歌う・・・?

いや、こんなことある?
自分でいうのもなんだけど、これたぶん曲自体を知らない参加者が多そうで、
それで自分はたまたま知ってる、ってケースはたぶんもう二度とない、
そんぐらい音楽に疎い人生を送ってきてますから、
ここだけは、ここだけはクラップ入れていくんで!
たぶんこれクラップ入れていい曲なんで!全力で!おなしゃす!!
って思ったりしてました。


あとかおりさんの3曲目4曲目を予習。 
3曲目は福岡ではまた替わるかもしれないのでそこそこに。

4曲目の歌はこれどういう視点・・・?と思ったら最後のほうで、
ああ、そういう・・・!!って思ったけどでもこれを男性が歌ってるん??
みたいな、腑に落ちないところがいろいろあるけど、
腑に落ちないのが狙いだとしたら見事にハマった感じはあるな、と思いました。
これをかおりさんが歌うって、どうなん?と思いつつ。


前置きが長くなりました。


田村ゆかり Acoustic Tour 2022 *Soundrops*」福岡公演 
2022.6.12(日)Zepp Fukuoka 

オープニングアクト「風の香りと太陽」

開演前のステージのセットを見て、
かおりさんが上手側、太陽さんが下手側だろうな、と思いました。
言葉にすると凡庸ですが、
ステージのセットを見て、こうかな?どうかな?ってわくわくした、ということです。

ステージに出てきたゆかり・・・かおりさんの笑顔を見て、
ああゆかりn・・・かおりさん素敵な笑顔なんじゃぁ~と思いました。
きてよかった。
ほんとよかった。


01.蝶々結び

ほんとこの歌詞天才か?って思う曲。
ふぇすの時は予習したところで焼け石に水な感じでしたが、
今となってはこれをゆk・・・かおりさんが歌ってる、
生でライブで聴けてる、ありがたい・・・でした。

「トラップに引っかかったやつおったで」
「まんまと」
「うちらのこと知らん人いるな?」
「この先の曲、たぶん全部わからんで」
みたいなMCにほほえみおじさんの自分。

トラップ=曲中で無音になる部分で拍手が起きること

トラップについてはふぇすの時の自分、CD買ってしばらく経つまでの自分が、
ここで曲終わり・・・続きあったー、
ここから曲続く・・・終わりだったー、
って何度もあったので、
福岡でかおりさんにいじられた皆さま、ご安心を。
油断してると自分もそっちですから!(それはフォローになるのか


風の香りと太陽と言います。
2人組でこんな感じでやってるとか
神戸出身だけど神戸のことがなんもわからないとか
博多弁はなぜか言える気がするかおりさんが、
太陽さんに博多弁を強要するくだりが面白かったたい。
なんでもたいつければいいと思ってるたい?
お客さんは声が出せないけど怒ってる説?w

調子に乗ってたら関西弁の設定を忘れて喋り出しちゃって、
あちゃーって感じに天を仰ぐかおりさんかわいいんじゃぁ~
(本人ぜったい触れて欲しくないとこなのわかってるけどごめん今日イチかわいかったです♡


02.今年いちばん風の強い午後

第一声で、かおりさんが歌うこれが聴けてよかった・・・!
と思いました。
にこやかに歌ってるのほんとよかったです。

クラップ、周りも入れてくれてよかったよかったありがとう。

曲の思い出・思い入れは前置きのとおり。
思い入れが大きかったためか、
なんでこの選曲なんだろう?というのは帰ってきてからふと思いましたが、
「風」って入ってるから・・・?
って思ったのと、
どことなくゆかたんがカバーしてた曲の路線に近いかも?
なんて思うところがあったりしました。

クラップ入りましたねーって太陽さん言ってたと思いましたが、
他公演はどうだったんでしょ?
幸運な2公演参加者たちがうまいこと続けてつなげていってくれてたら嬉しかったり。

93年の曲だって。知ってた人ー?でぼちぼち客席から手が挙がってたのは、
なんか自分としても嬉しかったです。
1993年の観月ありささんの曲でした。


03.傷跡

歌唱後のMCで太陽さんが原曲の収録アルバムに触れてました。
2000年のaikoさんの「桜の木の下」というアルバムに収録されているそうです。

自分は存じ上げない曲でした。
が。
歌詞で
「いたずらは許して」
ってところで、あぁ~いたずら黒うさぎさんなんじゃぁ~って思ったり、
「香りある女になるから」
ってとこで、そういうこと!??wwwって思ったり、
先のいたずらな歌詞といい、何この曲出来過ぎィ!って思って高まってました。
香りある女、のところも笑顔で歌ってたと思うのですが、
今にして思えばしてやったり感のある笑顔だったかも・・・?(存在しない記憶?) 


04.別の人の彼女になったよ 

2018年のwacciさんの曲のカバー。
前置きのとおり自分はセトリを見たため予習をしてて。
初聞きで、視点とか歌詞とか男性が歌うん?とか思ったんで、
結果としては予習しててよかった感。

まず女性が歌うだけで視点とか男性が歌うん?感はなくなる。それはそう、か。

2番のサビに差し掛かってのゆかりさんの切なげな表情と声、
たまりませんでしたね・・・
自分はなんとなく「だけど私はズルいから」あたりからそんな風になるかもとか
思ってましたがその前の、2番のサビに入ったとこからだったかな、と思います。

あい。見られてよかったです。ありがとうございます。


オープニングアクトはここまで。

うっすらした白い幕の向こうで本編の準備。

自分としては途中抜けまでもうちょいあるけど、
この幕がいつ上がるか次第なところがあり。
でもよほどじゃなければ次のMCまでは・・・と思うなどしてました。


*Soundrops*
05.Never Let You Go 

幕が上がって。
発声禁止なのに周りからどよめきが挙がったような空気を感じた。
実際自分も息を呑んだのかどよめきの声を殺そうとしたのかわからない。

神々しい・・・
なんと美しい・・・
女神か? 

その衣装に驚き。
その前に。
幕が上がり始めると同時のイントロ、
桃色男爵さんたちの演奏がこんなに響くとは思わなかった。
そしてこの衣装で、この演出で、照明も天から差す光をイメージしたものなのか、
こんな風に歌われるとは思いもしなかった。
セトリを知ってても、何がくるのか知ってても驚く凄さがあった。

何を思って歌っているのだろう。
いやそれより目に焼き付けておこう・・・!
そう思うのであった。

06.楽園巡礼 ~ Pilgrim of Eden

照明はピンク。
ここからペンライトの出番・・・と思ったのだがいや待て、
自分ペンライト振って集中できないときがある、
ここは集中して目に焼き付けるんだ・・・! 
身体を揺らしつつ。 


今にして思えば女神な衣装で楽園巡礼だったんですねぇ。

それでなのかNever Let You Goも楽園というか天界なイメージだったというか。

Never Let You Goの歌詞で気になるところのひとつに、
君との距離感があるんですが、
天、てのも考えてみたことはあるんですが、
視覚的にこういう風にきちゃうと、
そんな荘厳なところまでは考えたことなかったよ、な感じで、
深いですね・・・(凡コメント

歌のイメージがまた広がりました。
やっぱライブっていいですねぇ。
ねぇ ねぇ ねぇ。


07.砂落ちる水の宮殿

えっ衣装そうなるの!!

今にして思えば衣装の変化や楽園巡礼から砂落ちるという曲の流れも、

なんか物語性があるようなないような、この続きが視覚・演出的に気になるところ。

 

お久しぶりの曲にまた出会えた嬉しさと、
今の男爵が奏でるとこうなるんですか・・・!の悦び。
メリーさんなんか吹いてる(直後のMCでクラリネットと判明)、
楽器も多岐に奏でられていらっしゃるんですなぁ・・・。

そして自分はもうわかっていた、この曲が自分の聞ける最後の曲。
次のMCで抜ける時間に達する。
そんな自分に。

「一目逢いたい」
「何がいけないの?」

ほんとだよ!
あと2時間だよたかだか2時間!なんで見れないの!何がいけないの!!
あ゛ぁ゛~~!!
ってなってましたとさ。
こんな感情の一致ある?(言葉は一致しても感情は一致していないぞ起きろ


MCが始まって。
Zepp Fukuokaは立て直されたようで、
Sweet Milky Wayで来た会場と同じってことになるの?違う?
桃色男爵の紹介になり。
ここでゆかりんと男爵の皆さんがいい笑顔だったの、忘れられません。
今のゆかりさんのライブのチームがすごくいい感じなのが伝わってくるようでした。

メリーさん、エンゼル、ラビさん・・・と紹介してるところで、
僕の*Soundrops*への参加はここまで、となりました。

全体で3時間のうちの1時間。
参加する前はほんのちょっとにしか感じられなかったのですが、
いざ感想を挙げてみると、
短い中でも濃密で、僕にとってはかけがえのない幸せな時間であったことが、
あらためて感じられました。

ここまでの長文の感想を書くのは本当に久々で。
きっかけとしてはたまたまツイッターで他の人の感想を読み始めたときに、
いや他人の感想入れる前に自分の書かねば混ざっちゃう、
って、なんか急に思ったからで、
そこから一気でした。

これから他の人の感想を見てまた思い出すこともあるでしょうし、
いつの日か映像化されることがあればより深く思い出に浸ることができ、
また、叶わなかった公演のその続きを見ることができます。

なので、

今回は声に出しておきたいなと思うのが、
田村ゆかり Acoustic Tour 2022 *Soundrops*」
の模様を収めた円盤を発売して欲しい、ということです。 

どうぞ、よろしくお願いします!


下記は別の日に書いた端的な感想。

夢のようなひと時でした。
ふと思ったのは、我々参加者の拍手やクラップも音の一粒一粒。 
楽器を奏でる桃色男爵の皆さん、音を担当するスタッフさん、
視覚的に音を盛り上げてくれる照明等のスタッフさんも、
みんなSoundropsなんだな、と思って帰ってきたところです。

もし円盤等で公演の続きを見る機会があれば、
これらの感想はまた変わってくると思いますが、
1時間参加した僕の感想はこんなところです。


お読みいただいた方、ここまでおつかれさまでした。
ありがとうございました。
またゆかりんのアコースティックツアーがあるといいですね。


追記。
僕の*Soundrops*が終わるのは、
札幌公演のみんなにいってらっしゃいとおかえりさいを言った時、
だと思っておりました。

当ブログをお読みの方はご存知と思われますが、
ご本人の体調不良により札幌公演が中止という形になりました。

今はただゆっくりと休んでいただきたいと思います。
すべては健康あってこそ。だと自分は思います。


自分のいいところなのか悪いところなのか分かりませんが、
終わりを認めなければ終わらない、続きがあるかもしれない、
という生き方をしております。

つまり今回も、
日程上の区切りは迎えたけれども、円盤化して欲しいし、

*Soundrops*は僕の中にずっと響き続けていますからね!

ということです。
こう思うのは僕だけじゃないような気がしますけれども。

本日のところはこれで締めたいと思います。
ありがとうございました!