いぬぼく日記。

以前から「わたしの狼さん。」が好きで。
「dear」は最後まで読んでおらず、なのですが。
今、藤原ここあ先生は
妖狐×僕SS」(いぬぼくシークレットサービス
という作品をガンガンJOKERでやってるのか、と知った3月某日。
きっかけはゆかりんツイッターで、同誌に連載の
「だめっ妹喫茶・でぃあ」
という作品に触れていたので、気になって雑誌を見てみた次第。
でぃあは先月で終わっちゃったけどね・・・。
2010年3月号を買ったのは「ひまわり」のインタビュー記事に
ゆかりんが載っていたから。


そこでいぬぼくSSと出会う。
ここでの話は10話目なのだが。
もう、いきなりきゅんきゅんさせられた。参った。
僕はこういうお話が好きだ。大好きだ。
4月に単行本が出ると知ったけど、そのままになってた。
ぱばーぬ4冊がけして安くはないので、
いぬぼくもネットカフェで済まそうか、
と思ったけどなんやかんやあって、昨日買ってきたわけだ。


2巻まで読んでの自分の感想は。
キャラクターの設定うんぬんよりも、
主人公・凛々蝶(りりちよ)と、そのSSの双熾(そうし)の、
心の揺れ動きがたまらなく、きゅんとする。


先にこれだけは、という部分としては、
「りりちょ」じゃなくて
「りりちよ」だったんですね^^;
最初にりりちょだと思ったので、今後も高まった時は
りりちょー!
とか言う気がしますが←


まず、りりちよについて。
無駄に虚勢を張り、悪態づいてしまう。
本当はそうは思っていないのに、
いざ行動するとその言動、態度は。
「はっ」とか「ふん」とか、言い始める前につくのが、
よりそれらしいと感じる。
どこか見下してたり、距離をとってたりする言動。
だけど彼女は律儀。取り繕うとする。
どうしていつもこうなのだ、と、後でしゅんとしてる。
いわゆる「ツンしゅん」だそうです。イエス!メニアーック!!←
もともとは聡明。
でも人と関わりあうのが、その生い立ちから、
思うようには行かなかった。
どうしたらいいかわからない。
ちゃんとできるようになるまでは1人でいたい。


と思うのだけれど、
やっぱりこの世界は1人では生きていけなくて。
傷つけ、傷つかれ、そうしてわかっていくのだと。
そういう関係性はわかりやすく描かれていると思う。


いろんな設定が絡んでる上で、なんですけど、
そこの設定うんぬんより、心の動きにきゅんとし、笑い。
メールの返信がたまたま来ないところとかはベタだけど笑ったなぁ^^;
自分の場合はちょっと違うけど、
「来ないなぁ。来ないかなぁ。」
と、思ってる時とかあります。


双熾について。
りりちよが最初1人でいることを望むものの、
とにかくここまで献身的な犬がいただろうか、というキャラ。
これにはもう1人でいたいという気持ちもどこへやら。
SSとして契約を結ぼうという気になるのも。


りりちよの許婚が出てきたのと手紙のやり取りの話はなんか唐突だな、
と思ったけれども。
双熾がどうしてこんなにも犬なのか。
りりちよに関わる理由(ここで描かれていることで全てではないだろうが)、
その生い立ちから、こういう生き方になった、というあたり。
手紙の話の結末は・・・えがったなぁ。
そーたんにもがんばって欲しい。
幸せになれる子なのだろうか・・・というのが気になります^^;


これからも自分の主眼は二人の心の動きに向くでしょう。
その後でギャグとかですね。


あなたの周りで、
「イエス!メニアック!」とか、
人のことを「肉便器」呼ばわりしてる人がいたら、
それはこの漫画が好きな人だと思われます。
少し残念な言動な目立ちますが、生暖かい目で見てやってくださいw


ああそうそう、SS(シークレットサービス)というのは、
簡単に言えばボディガードで、
何人かのSSが登場するのですが、その個性は様々で。
双熾の場合は、その献身ぷり、従順さから執事的なイメージも。
ただ、執事ではなく、あくまでSS。


で、ボディガード的、っていうことですが、
何から守るの?何かに狙われているの?
というところ。


まず、登場人物は主に妖怪の先祖返りたち。
それだけで特別扱い。簡単に言えば。
だから周りの人が良くしてくれる。
でも周りが見ているのは自分ではなく、家柄や血筋、そこにある権力。
普通の暮らしではなく。それで人との接し方も。
いろいろなものをみんな抱えてたり。
何も考えて無さそうな子もいたり。


で、各々、妖怪の能力があるわけで。
それゆえ、夜に外を歩くとその身を別の妖怪に襲われたりする。
今のところは野良妖怪っぽいですが。
戦いの要素もあるのでしょうが、今は単発の野良妖怪くらい。
あと、対人間が最初にあって、それはもう人間より格段に強いという設定。
個人的には戦いの要素は求めてないですが、
持って生まれた血、今後何が絡んでいくのかは気になります。


白鬼院凛々蝶(しらきいん・りりちよ)は鬼、
御狐神双熾(みけつかみ・そうし)は九尾の狐、
といった感じです。


その力はありつつも、普通に人と関わって生活するものと、
その者を守るためにSSとして生きる者がいる、という感じ。
みんな「メゾン・ド・章樫(あやかし)」に住んでいる。
同じ境遇の子たちが住んでるってことね。


藤原ここあ先生の作品とあって、
まぁ変人・変態の多いこと!!(褒め言葉w)
僕がもうちょっと若かったら
「イエス!メニアーック!」
と毎日言いたいがばかりに、自分これに萌えてますみたいなことを
毎日書いていたんじゃないかと思うくらい、いい言葉ですねw


おー。テレビCMなんぞやっとるのか。
と、藤原先生のプロフで知るあたり←
このCMで双熾がおのでぃと聞いて。
おのでぃヴォイスでもう一度読み返すか・・・と思った。
エス!メニアーック!←
声ヲタならアータリーマエー!(CVアルシンド


ということで、さっき豆腐買いがてら、
「お嬢様と妖怪執事〜藤原ここあ短編集〜」
も買ってきました。
明日読もうっと。
てなわけで久々に漫画な日記でした。


次も漫画な日記ですが←