「不幸があったので差し出した年賀状を取り戻したい。」
郵便物の取り戻し請求は、処理状況によって手数料が異なり、無料・400円・550円。
まぁ、差出直後の取り戻しでもなければだいたい550円だと思っていい。
客の立場に立つとべらぼうに高く感じるが、
この時期の年賀状、何千何万何十万通の中から1通を取り戻すこっちの身は・・・。
あの膨大な中から探せというのか、果てしなく時間を奪われる、鬼のような請求だ。
請求する側も請求される側も嫌な思いをするサービスだなぁ。
正直、職員一人の手が止まってしまうだけで大変なんですよ、それでも請求は来るからなぁ。
郵便の遅延はこういうところから始まります。
やむをえないです。
配達する前に探さなくてはいけないのだから。


この前も「○○から請求書が来たが、8月に払ってるはずだ、調べてくれ」。
ええ、正当な照会ですとも。
何千件の中からそれを探せとあなたはおっしゃる。
そんな時間がどこにあるんだよ。
忙しい局ほど、こんなみょうちくりんな請求が来る。
まぁ見つかりませんね。
あんた払ってねぇんだよ。
フツーの企業が二重に請求するわけないって。
探し終えた後、時間が経ってるせいか、「ありません」って言ったら素直に引き下がる。
そんな軽い気持ちなのか。
二重請求の疑いがあるならもっと食い下がってきそうなものだがね。
客に軽く使われてんなぁ。


そんな私に一本の電話。
某生保会社から。
はて、全く身に覚えがないのだが・・・。
しかもなんで職場に?
話を聞くと・・・。
要は、「民営化しましたし、うちで仕事しませんか?、話だけでも」。
えーと・・・。
こういう話って本当にあるんだなぁ。
ふむ。
まぁ、自分の情報がどこかしらから漏れているのは別に構わない。
世の中そんなものだろう。
そんな中でなんで自分なんだろう?
この先もこういう電話って来るんだろうか?
ということで、明日、話だけでも聞いてみることにしました。


こんなの初めてに近い。
ただなー、生保業界はやっていけんだろ自分w
だって、郵便・貯金・保険で一番きついのが保険。
その保険をメインでやる気なんざ無いな、無理無理w
どれだけ厳しいかは郵便局だけで十分味わってるのに、
もっと厳しいに違いない業界へ行くなんてありえねぇ。
今の仕事よりもっと保険の営業をメインだろ?
無理無理w
今までの実績は、忙しい局だから、財布の紐が若干ゆるめな客にたまたま当たる確率が、
ヒマな局よりはそりゃ高いでしょ、ってところです。
実力で取った契約なんてそうそうないね。
長年居座ってるから信頼してもらってるから契約、っていうのはあるけど、
それだって実力というよりは、面子の中で一番古株だから、って色合いが強いからの実績だと、
決して実力じゃないな、と思ってる。
周りはそれも実力というけど、自分の視点だとそれは大甘だと思う、それでいいはずがない。


郵便局に来る客はそれでもまだガードが緩い方だと思う。
その緩いであろうお客さんも、年々保険離れが進んでる。
生保だって大苦戦してるはず。
1件あたりがちゃちい契約だから、ほんとに数をこなさなくてはいけないだろう。
無理だなー。顧客開拓って激ムズ。
考えただけで気が滅入る。
なんだこの電話w


それでもお呼びが掛かったというのだから、ほんとに話だけ、聞いてみよう。
いや、自分、先方に愚痴を言いたいだけかもなw
愚痴を言いながら今の職場に留まる気満々。
Mですねそうですね、っていうか、今の自分はへとへとになりながらも、それなりに楽しくやってるよ。
なんだかんだで人員削減の標的からは遠い方だと思うし。
この安定は崩したくない。
あとは、別の局に異動したら今より厳しいかどうか、っていうのも確かめないといけないし。
別の世界は覗かなくてもいいかも。
楽しいなって思える業界は覗いてみたいけど。



あと47都道府県の平均寿命、青森がワーストっていうのは10年前から気にしてる。
やっぱり住みにくさとかあると思うんだ。特に冬。
青森にはなんら期待できないと思える事象のひとつ。
俺ももう長くないな←


マ=ル=タマ
(1980〜2007)


とかいう追悼をされないように生きていきますよ。